印度武術王国

サンガム印度武術研究所が、いまだ知られざるインド武術について紹介します。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ベンガル棒術 ラティ・ケラ(Lathi Khela)

ラティ・ケラ( লাঠি খেলা)は棒を意味するLathiとゲーム、スポーツを意味するKhelaを合わせた言葉で、ドラヴィダ語圏以外のインド中・東・北部で『棒術』を表す一般名として広く通用するが、ここでは特にベンガル地方(インド側西ベンガル)に伝わる伝統棒…

マラータ王国の残照:マルダニ・ケル(Mardani Khel)

マルダニ・ケルはマハラシュトラのマラーター民族に伝わる武器技を中心とした伝統武術だ。使われる武器はラティ・カティ(lathi-kathi、竹棒)、タルワール(talwar、曲刀)、ダラ(Dhala、丸い金属の楯)、カチャール(katyar、ダガー)、 バラ(bhala、投…

C.V.N Kalari - Gopalan Gurukkal Smaraka

綺麗にリニューアルされた現在のカラリ道場。中央剣楯を持つヴィカース 通名 C.V.N. Kalari East Hill 住所:Gopalan Gurukkal Road, East hill, Calicut, 673005, Kerala, India マスター V.M.Vijayan Gurukkal Tel +91 495-2381766 Mobile: +91 98462 4810…

究極の体錬 マラカンブ(Mallakhamb)

2005年、初めてのインド武術探訪で一番驚いたのがこのマラカンブだった。 練習用の低い柱で演技する小学生 マラカンブという語は、戦士あるいはレスラーを意味するMallaと、柱を意味するKhambを合わせた『Mallakhamb=戦士の柱』に由来し、その特徴的な柱の…