C.V.N. Kalari Sangham / Trivandrum
マスター:Sathya Narayanan Gurukkal
East Fort, Pazhavangadi, Thiruvananthapuram, Kerala 695023, India
Tel 0471-74182
Website: http://www.cvnkalari.in/index.html
アクセス:MG Roadや鉄道駅からオートで5分ほどのEast Fort地区に位置する。周囲はにぎやかな門前町で、中心となるPadmanabhaswamy Templeも近い。Kovalamから来る場合は、終点のバススタンドから歩いて5分。
カラリ・ルネッサンスの立役者だったC.V. Narayanan Nair Gurukkalによってその歴史が始まる。現在頭にCVNを冠するすべての道場が彼の直接あるいは間接的な弟子筋になる。いわばカラリの世界の嘉納治五郎か。だとすれば、この道場はさしずめ講道館に当たるだろう。
もともとケララ州政府との半官半民で始まった準国立の道場なのでその権威は高い。二代目でこれも盛名の高かったGovindankutty Gurukkalが2006年の初頭に亡くなり、現在は三代目のSathya Narayanan Gurukkalがあとを継いでいる。
三代目、サティヤ・ナラヤナン・グルッカル
このサティヤ・ナラヤナン・グルッカルは若き日に名高達郎とアリナミンのCMに出演してその優れた柔軟性や見事な3mのハイジャンプ・キックを披露している。
すべてに渡って非常に完成度の高い道場で、万人に勧められる。外国人受け入れ経験も豊富で、日本人も。写真のサティヤ師は非常に温厚な人柄で、若き日に3mのハイキックをしていたとはとても思えない。
道場は伝統とモダンが見事に調和した美しいたたずまい。街の喧騒の只中にありながら、道場内の静謐はさすがだ。稽古は朝が師範の指導で、夕方は自主トレになる。
滞在:2007年の取材では、朝晩二回の稽古で月謝1ヶ月1,500Rs。道場内にあるゲストルームは1ヶ月2,000Rsとの事だった。食事は外食になるが、旧市街の中心に位置するので不便はない。
当時は、滞在は最低6ヶ月、LetterをもらってStudent Visaを取るのが基本と言われた。何らかの武道、あるいはダンスなどの経験者は、例外的にツーリスト・ヴィザで3ヶ月の修行も受け入れるが、原則としてそれ以下の短期は不可。ただ、どうしても1ヶ月しか時間がどれない、と云うような人は直接相談を。比較的柔軟な対応が期待できそうな印象だった。
料金を始め現在の状況は変わっている可能性が高いので、修行希望者は直接問い合わせた方が良いだろう。
また、見学のみも受け付けているので、興味のある方は観光などでトリヴァンドラムを訪れた際に立ち寄ってみて欲しい。ただし一般的な参観者の場合、動画、写真共に撮影は禁止。
旧市街の中心に位置する古刹パドマナーヴァスワミ寺院
道場が立地するトリヴァンドラムはケララ州の州都。現在はTiruvananthapuramが正式名称だが、発音が非常に難しいので外人にはTrivandrumのほうが便利。
これはケララ州の公用語マラヤーラム全般に言える事だが、アルファベット通りにカタカナ発音してもまず通じない事が多いので、バスなどに乗る場合は英語のスペルを見せると通じ易い。
街は海岸にも程近い丘陵地帯に位置し、メイン・ストリートのM.G.Roadを中心とした新市街と、Padmanabhaswamy Templeを中心とした旧市街にくっきりと分かれている。KSRTC Bus Stand横のIndian Coffee Houseがその螺旋形の不思議なつくりで有名だ。
宿は鉄道駅からKSRTCバススタンド、更にMGロード南部にかけてのエリアに集中し多数あるが、中には外国人お断りもあるので注意が必要。
また、南インド随一のリゾート・ビーチ、Kovalamはここからバスで40分ほど。
南インド屈指のリゾート、コヴァーラム・ビーチ
同じケララ州の近隣都市からトリヴァンドラムへはバスが便利。Chennaiなど隣州タミルナードゥの都市からは夜行列車や飛行機が便利。インド最南端のKanyakumariからもバスや電車があり、そう遠くはない。
また、スリランカからトリヴァンドラムが距離も近くフライト料金も非常に安いので、日本からはコロンボ経由もお勧め。インド上空に差しかかると、美しい海岸線のパノラマを楽しむ事ができる。
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