印度武術王国

いまだ知られざるインド武術について紹介

2019-04-28から1日間の記事一覧

カリンガの栄光:パイカ・アカーラ(Paika Akhada)

パイカとはオリッサ州のブヴァネシュワール、クールダ、プーリーを中心にいにしえのカリンガ地方で発達した武術、あるいは戦士集団。 パイカの語はサンスクリット語の「歩兵」に由来し、アカーラは道場を意味する。王の支配下に、平時は治安維持を兼務する農…

インドの男塾 クシュティ(Kushti)

クシュティとは、一般にインド伝統レスリングといわれるものの総称。四角く掘り込まれたピットに川砂を敷き詰めた中で、あるいは川砂を四角く盛った土俵の上で行われる。 インド亜大陸に古来より伝わるマラ・ユッダ(Malla Yuddha)に、中世以降ムスリム侵略…

タミルの伝統棒術シランバム(Silambam)

シランバム(タミル語 சிலம்பம்)はタミルナードゥ州に伝わる伝統棒術だ。 民間の口伝によれば、数千年以前の古代に聖者アガスティアが瞑想の深みにおいて体得した医学と武術をその起源とすると言われるが、確たる証拠はない。 その歴史はおそらく、ドラヴィ…

インド棒術の回転技エクササイズ『バーラティア』

インド棒術の回転技と、その歴史的背景 今回は、インド棒術の中でも私が専門とする「回転技」について紹介しようと思う。 この回転技、各人の身長より若干短いくらいの棒を、その長さの中心でつかんでひたすら回転させていくという極めてシンプルなテクニッ…